翻訳会社と不完全
ある、翻訳会社に勤めている著名な翻訳家は、完全な翻訳などは存在しないと表現しました。
言語が違う以上は、100%の同義語は少ないので、翻訳する際にどうしても細かい違いなどが生じてしまいます。
海外のドラマや映画を見ている時に、言葉の意味が繋がっていなく、「あれ?」と思った人は少なくないと思いますが、それは翻訳する際に日本語に見合った言葉がなかったので、近い言葉を選んだ結果、違和感が生まれてしまったのです。
しかし、完全な翻訳が存在しなくても、それに近づく様に努力しているのが翻訳会社や翻訳家であります。
気が遠くなる様な数ある言葉の中から、時と場合を考えて削る事が出来る言葉と、絶対に削っていけない言葉を見極め翻訳するのです。
ですから、翻訳というものは言葉を当てはめていくだけではなく、状況判断能力や柔軟な発想が出来る事も重要とされていますので、かちかちに凝り固まった頭の人間には務まらない事だとも言え、例え、その様な人間が翻訳会社に入れたとしても、淡々と言葉がならんでいるつまらない翻訳にしかならないかもしれません。
過大表現は禁物
翻訳会社や翻訳家が気をつけている事の一つとして、どこまで直訳に近付けながらユニークな翻訳が出来るかだと思います。
海外の小説や映画などでも、小説家や脚本家の意図があり言葉を選んでいる事もありますし、その様な部分を読み取れずにアレンジしてしまえば、その場面が違った意味を持ってしまいます。
だからといって、全ての場面を直訳で行ってしまえば、味のない淡々としてものに仕上がってしまうでしょう。
ある翻訳会社では、翻訳の際の三原則を設けているそうですが、正確に翻訳する事、分かりやすく翻訳する事、つまらない翻訳をしない事の三点だそうです。
つまりは、正確に分かりやすく翻訳しながらも読み手を楽しませる事が出来る様な翻訳を心がけろと言う事えです。
いくら正確な翻訳を出来ていた所で読み手が理解できなかったり楽しむ事が出来なかったりするのであれば、出版する必要がなくなっていまいます。
さらに、翻訳をする際に気をつけなければいけない事が過大表現になります。
上記の様に、読み手を楽しませようと考えすぎて本来ある意味を過大に表現してしまう事があるのですが、それは、正確である事という部分に反してしまうので、避けた方が良い事だと言えます。